
4月6日(木)に、21名の新入生を迎えて令和5年度小谷村立小谷中学校がスタートしました。入学式の式辞では、以下の話をさせていただきました。
(1)中学校は、「大人になる準備をする学校」です。
新入生の皆さんは、今日から電車やバスに乗るときに大人料金を支払わなければならず、「中学生は決して子ども扱いしない宣言」を社会から告知されているようなものです。
つまり、中学校の三年間は、自己を確立するとともに、一人ひとりがもつ可能性に磨きをかけ、大人になる準備をする期間であり、今日は、その「覚悟」を決める日です。
(2)大人になるために必要なこと その壱
「自立」の精神を身につけること。皆さんが送る中学校生活は、決して楽しいことばかりではありません。幾度となく迷い、悩むことも多々あるでしょう。その度に、自分で考え、自分で判断する力が、これまで以上に必要となってきます。その時のために、日頃から目標をもって、自分のできること、自信がもてることを一つ一つ増やしていってください。人と比べる必要はありません。焦る必要もないです。じっくりと自分磨きを続けるのです。
(3)大人になるために必要なこと その弐
「協働」の心を身につけること。自分を大切にすることが一番ですが、それと同じくらい周囲の人も大切にしてください。特に、自分と違うと思う人ほど大切にしてみてください。きっと、新たな発見があると思います。いろいろな人と出会い、認め合うことで、自分をより大きく成長させていくのです。