11月5日、小谷村ショクの茅場で茅刈り体験会が行われ、中学生も含めた小谷内外の参加者20数名が茅刈り体験をしました。
ショクの茅場は、春先に野火つけをした草原です。あの時は黒く焼けた野原が、今では大人の身長ほどの茅が一面に生え、秋の風になびいています。
最初に茅葺き屋根職人の方から、刈り取り方法を教わりました。茅を立てたまま抱き抱えるようにして刈っていく方法で、刈り終わ
ったあとには茅が人形のように立ち並びます。最初はてこずっていた参加者も次第に慣れて、3時間ほどで草原に多くの茅の束が並びました。
村外から参加された方は、「めったにできない貴重な体験ができた」と話しておられました。この萱刈体験会は、来年小谷村で開催される「全国草原サミット」のプレイベントとして行われました。全国から参加者を迎えるよう、準備を進めています。