7/11(金)小谷 平成7年7月11日豪雨災害から30年シンポジウム~災害の記憶・復興から学んだ私たちの未来~
- pr-jhs
- 7月11日
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小谷小学校の体育館にて行われたシンポジウムに全校で参加してきました。1年生は4月からの防災学習の報告、そして2年生の有志3名が豪雨災害の体験者座談会に登壇しました。
会場の外には土砂流体験3Dシアターや降雨体験装置や雨量計があり、興味津々で開会までの時間、見学や体験をしました。

合羽を着て傘をさして体験者に乗り込みます。雨の強さ勢いにびっくり!
雨量計も説明を聴きながら、興味深く観察しています。

体験者座談会
これからの未来を創る子どもたちに災害の記憶が継承されていくことを願い行われた座談会。30年前の大災害の状況をよく知るさまざまな立場の皆さんのお話をお聞きし、当時の様子に想いを馳せました。
スクリーンに映る村の景色に驚き、そして村の皆さんが助け合ってお互いの命を守るために行動されたこと、道路が寸断される中で情報収集に歩いて回った方々、莫大なお金をかけて復旧に向けて尽力された様子なども知ることができました。
そして、どの方のお話からも、自分たちで自分たちの命、故郷を守るのだという強い意志で向かわれていたことを強く感じました。

小谷小学校4年生の防災学習報告。
「災害時食料をどうやって運んだか。」「なぜ小谷村の被害が一番大きかったのか?」など来場者に問題を出しながら、学んだことを説明してくれました。
大変な災害であっても、村の皆さんが協力し合い知恵を出し合って災害に立ち向かった様子から、「人と人とのつながりが強い小谷村」と発表していました。

1年生の学習のテーマは「考えよう:私たちの考える「避難」は最後まで命を「守り抜くく」ことができるだろうか?」です。
過去の日本の大規模災害を調べ、避難した後にどのような状況が生まれ、どのような問題が起こったのか、どんな支援が必要なのかなどを考えてきました。
すぐには終わらない避難生活の苦しさや、少しでも避難している人が心地よく暮らせるように取り組んだ例なども説明しています。
そして、最後にこれまでに学んだことから、いよいよ来週に迫った防災キャンプに向けて自分が学びたいことやこれから追究していきたいことを一人ずつ話して報告を終えました。


終了後の様子
報道各社が取材に来ており、来場者や生徒が今日学んだことや感じたことをインタビューされています。

1年生と登壇者の3名に感謝状をいただきました。

小谷村総務課の皆様はじめ、信州大学教育学部防災教育研究センター長廣内先生、村議会議員柴田様、日本防災士会県支部長大久保隆志様、皆さんご指導ありがとうございました。