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10/24(木)大人と中学生のしゃべり場「トークフォークダンス」

更新日:2024年10月25日

 大北地域づくりボランティア交流会実行委員会、大北ブロック市町村社旗福祉協議会 主催 長野県社会福祉協議会 後援により本校生徒会と協働し、開催されました。

 生徒会の目的は「一人一人を大切にする小谷中学校を実現するにあたり、地域の大人と話をすることによって、他者を理解し、自己肯定感を高める。」ことです。今年生徒会や三学年で認知症の学習や、高齢者のお宅を訪問して交流する学習などの流れから、社協の方のアドバイスもあり、今回の企画をコラボすることができました。

 すでに生徒が入場する前に、地域の皆さんへのアイスブレイキングがおこなわれており、本日は60名程にお越しいただき、体育館には活気が溢れています。

 

 ところで、トークフォークダンスって何でしょう?体育館に入るとその意味が想像できました。向かい合ったパイプ椅子の二つの円が用意されていたのです。

 内側の円には地域の皆さん、外側の円には生徒が座り、それぞれの向かい合った方と2分程度おしゃべりをしながら、次の方へとずれていくのです。生徒たちも一体地域の皆さんと何を話すんだろう。と少々不安に思ってきていたようですが、そんな心配は必要ありませんでした。

 講師であるファシリテーターは、ハンズオン!埼玉の、西川 正さん。軽妙なテンポで進行してくださいます。

 最初は練習、言われたことに対して想像したものをせーの!で言います。答えが一緒だったら、「イエーイ!」とハイタッチ、違っていたら、「そういうのもあるねー。」と認めあう。

 「給食のメニューと言ったら?」「日本で一番知られている人は?」「果物の王様といえば?」

 世代が違うので、出てくるものも違っています。早速笑いも起き、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

 そして、次からは1分間のお話タイム、大人の方から、生徒のみんなからと、お題が投げかけられます。


(ルール)

話し手  無理にしゃべらなくていい。今日しゃべってもいいことを話そう。困ったらう      ーん!難しい。と言いながら過ごしてもいい。

聞き手  うんうん 相手の言ったことを否定しない。反論しない。説教しない。アドバ      イスしない。質問はOK

     

・昨日何してた?

・子どもの頃楽しかった遊びは?

・どこでもドアがあったらどこへ行きたい?

・タイムマシンがあったらいつの時代に行きたい?

・昇降口横のかかしは何を思っているのかな?

・大人になってよかったことは?

・大人は子供に夢を持てというけれどどう思う?

・あなたにとっていい一日とは?

・好きな歌を歌ってあげてください。歌えない人はその歌のことを話してもいいよ。

 自分だったらどんなことを話しましょうか。

 顔を寄せ合って、聴こうとする姿。「うんうん。」「そうだよね。」「わかるわかる。」笑顔が溢れ、時には拍手がわきます。最後は愉快な歌声も聞こえてきました。

【感想から】

 生徒「あまりこういう風に会話する機     会がないので貴重な時間でし      た。会話こそが信頼関係を育む     んだと思いました。

   「会話をすると楽しい。会話って

    大事なことなんだと感じまし

    た。」

 地域の方「中学生と話すことが少ないの

      で、素直ないい意見が聞け

      た。自分が中学生の時を思い

出すと、こんなに素直じゃなかったなあ。」

「若い英気を吸い取ってしまいました、(笑)元気になれました。それがよかった。」


 話すことや聴いてもらうことは、人間の持つ大事な欲求であることを改めて感じました。一生懸命にうんうんと自分の話に耳を傾けてくれることの嬉しさや、うまく伝えられなくても自分の思っていることをそのまま出してもいいんだという安心感。

1時間のトークではありましたが、心もうきうきとダンスしていたのでしょうね。

 地域の皆さん、ぜひまた学校に遊びに来てくださいね。

 西川さん、また小谷村社協の皆さん、ありがとうございました。

                                  (校長 小林)

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